通信制大学院を選ぶとどんなメリットがあるのだろう?

自宅学習が中心なので通学制より学費の負担が少ない

通信制大学院は、大学に通学をする回数が少なく自宅学習が中心となるため、研究に対するモチベーションを維持するのが難しいという特徴があります。ただし、通学制の大学院と比べて学費が半額程度となっており、修士や博士の学位の取得を目指す人にとって経済的な負担が少ないという大きなメリットがあります。最近では、社会から多様な人材を受け入れるため、入学試験で優秀な成績を修めた院生を対象に返還不要の奨学金を支給したり、学費の減免制度を設けたりしている通信制大学院も珍しくありません。そこで、コストを抑えながら本格的な研究をしたい場合には、時間を掛けて自分の興味がある分野の研究科がある通信制大学院の学費の相場について調べてみると良いでしょう。

スクーリング授業の回数を調整すれば仕事と両立が可能

通信制大学院の授業の形態はテキスト学習やスクーリング、実習など様々なものがあります。たとえば、仕事のために定期的に通学をするのが難しい人や、なるべく自宅で学習を進めたい人は、スクーリング授業の回数が少ない通信制大学院を選択するのがおすすめです。一般的に、文系の大学院の中には、スクーリング授業が必修となっていないところや、一年に数回程度の通学で学位取得のための単位が取れるところが多く見られます。また、大学院生の数が多い通信制大学院においては、全国各地の主要都市にスクーリング授業の会場を確保するところもあり、仕事や家事の合間を縫って、自宅や職場の近くで授業を受けることが可能です。

通信制大学院は、専用のテキストを使った自宅学習やメディア学習が中心となりますが、授業料の負担を抑えながら研究をしたい社会人に適しています。